2016/08/28編集&追記
こんにちは。とある(@toaru_10R)です。
先日Zenfone3の記事を書きましたが、ASUSの新製品発表会「ZENVOLUTION」で新2in1端末「ASUS Transformer 3」シリーズが発表されました!
windows OSの2in1端末と言えばMicrosoftのsurface proシリーズですが、ASUS Transfomer 3シリーズはその対抗馬となり得るのでしょうか!?
目次
ASUS Transformer 3 Pro T303UAの概要
まずはPro版の方から見ていきましょう。
CPUはCore i7-6500U、またはi5-6200Uの2.3GHz。
メインメモリは最大16GBで速度はLPDDR3-2133(2133MHz相当)に対応しています。
ストレージは最大512GBのPCI Express Gen3 x4接続のSSDになります。SSD以外にマイクロSDカードも利用することが出来ます。
私の場合、使用用途はお絵かき、動画鑑賞、電子書籍を考えているので、容量は128GBにしてDropboxやOneNoteなどのクラウドストレージを利用します。
OSが20GB程度を占有すると思うので、データ保存に100GBは保存できると思います。マイクロSDカードも多分使う機会は無いかと思います。
拡張端子はThunderbolt3と兼用でUSB3.1 Type-C(10Gbps対応)と、USB3.0 Type-A、HDMIが利用できます。ただし、ACアダプタがUSB Type-Cのため、ACアダプタ接続時は拡張アダプタなどを利用しないとThunderbolt3は使えなくなる(USB3.0のみ使用可)仕様です。
解像度は2,880 x 1,920で、縦横比は3:2の12.6インチ液晶です。
色域も広くsRGB比で121%、NTSC比で85%となっています。
電子書籍閲覧なども見越し、ブルーライトカットモード「Eye Care」機能も利用することが出来ます。
カメラはリアが13001258万画素、フロントが800192万画素となっています。フロントカメラには赤外線センサーも搭載されているため、windows helloでの顔認証にも対応しています。
発表時よりも公開された製品情報を見る限り解像度が下がっていますね、少しがっかり。
ペンは1024段階の筆圧検知に対応する「ASUS Pen」が使用可能で、ペン入力に便利なようキックスタンドの角度も最大155度までと広くなっています。
本体カラーはゴールドとブラックの2色、キーボードは本体と同じゴールドとブラックに加え、オレンジとホワイトの4色を予定しています。
キーボードのストロークは1.4mmでアイソレーションタイプのキーを採用しており、タッチパッドは表面をガラスをコーティングしたタイプとなっています。
本体サイズは298.8×210.1×8.45mmと横長になっており、本体重量は795g。
米国価格は999ドル~で、発売時期は未公開です。
日本での製品名は『TransBook 3 T303UA』です。
価格は167,184円~で、Microsoftかkingsoftのoffice利用ライセンスが同梱されています。
今(2016/8/28)の為替が1ドル100円程度なので、10万くらいで買えるのかな?と思っていたのですが、蓋を開けてみたら15万円以上とがっかりな結果に・・・。
なお、発売日は2016/9/16となりました。
廉価版のASUS Transformer 3 T101HAの概要
廉価版の無印モデルです。
CPUはAtom x5-Z8350で1.44GHz。
メインメモリは2GBだそうで、発表時は最大8GBでしたが大幅に減りましたね。変更が出来ないようなので、CPUとメモリだけ見るとノートPCと言うよりもだいぶタブレットよりの性能だと言えそうです。
ストレージは64GBと、こちらも発表時は512GBだったので大幅に落ちましたね。実際は35GB程度しかユーザーは使用できなそうです。
SDカードは使用できるので、データ保存はSDカードを使うかクラウドストレージを使うしかなさそうです。
拡張端子もThunderbolt3やUSB3.1、USB3.0は無く、USB2.0とmicroUSBの2つのみです。
解像度は1,280 x 800と発表時はpro版と同じ2,880 x 1,920でしたが、残念な結果に。せめてフルHD欲しかった。
また、ブルーライトカットモードの「Eye Care」はやっぱり付いていない様子。
カメラはフロントのみで192万画素で、windows helloでの顔認証にも非対応です。
ASUS Penには非対応なため、1024段階の筆圧検知には非対応です。
スタンドは事前情報通りキーボードが兼用するタイプになっていて、角度調整は2段階のようです。
本体カラーはメタルグレーとピンクゴールド、ミントグリーンの3色となっていて、本体サイズは261x175x9mmで重量は580gとなっています。(いずれもタブレットのみ)
米国価格は799ドル~からで、販売時期はPro版と同様、現時点で非公開です。
日本での製品名は『TransBook T101HA』です。
価格は46,224円~で、office mobileが利用できます。
今(2016/8/28)の為替が1ドル100円程度なので、8万円位になる予定でしたが、ほとんどのハードでスペックが低下しているので、最終的にとても安くなりました。
Pro版の製品性能はほぼ発表時のままでしたが金額がとても高く、無印版は発表時から製品性能、金額ともにガタ落ちとなりました。
発売日は2016/9/3にメタルグレー版が、9月下旬にピンクとグリーンが発売されます。
無印版を買うなら13,000円多く出して『TransBook Mini T102HA』を購入した方が幸せになれそうな気がします。
無印版と違いwindows helloの顔認証に対応しており、ASUS Penも1024段階の筆圧検知に対応しています。
ROG XG Station 2に対応
両モデルとも拡張端子にThunderbolt 3が付いているため、「ROG XG Station 2」に対応しています。
これは、Thunderbolt 3経由でデスクトップ用グラフィックボードを接続できる拡張ユニットで、ノートPCを再起動することなく接続、解除が可能となっています。
NVIDIA Geforce GTXとAMD Radeonの最新グラフィックボードに対応しており、先日発売されたGTX 1080やCOMPUTEXで発表されたAMDの新グラフィックボードを接続すれば最新のゲームやVRも遊ぶことが出来ます。
また、USB3.0が4つにLANコネクタも付いているため、拡張性にも期待できます。
高級スピーカー内臓!
Harman Kardonスピーカーを内蔵しており、高音の再現域が5KHz伸びているそうです。
タブレット端末で動画を見たり、音楽鑑賞をする人も多いと思うので、そういった人には狙い目のタブレットだと思います。
スペック比較
今回発表された Transformer 3シリーズですが、性能等がSurfaceやiPad Proと酷似している部分があるため、今回は4機種で比較してみます。(見にくかったらごめんなさい!)
機種名 | ASUS Transformer 3 pro | Microsoft Surface Pro 4 | ASUS Transfomer 3 | Apple iPad Pro |
CPU | Core i7-6500U Core i5-6200U | Core m3 Core i5、i7 | Atom x5 Z8350 | A9Xチップ |
解像度 | 2,880 x 1,920 12.6インチ | 2,736 x 1,824 12.3インチ | 1,280 x 800 10.1インチ | 2,732 x 2,048 12.9インチ |
サイズ | 幅 :298.8mm 高さ:210.1mm 厚さ:8.35mm | 幅 :292.1mm 高さ:201.4mm 厚さ:8.4mm | 幅 :261mm 高さ:175mm 厚さ:9mm | 幅 :305.7mm 高さ:220.6mm 厚さ:6.9mm |
重量 | 790g | 766g~786g | 580g | 713g~723g |
RAM | 8GB | 4/8/16GB | 2GB | 4GB |
ストレージ | 512GB | 128/256/512GB | 64GB | 32~256GB |
カメラ | リア:1258万画素 フロント:192万画素 | リア:800万画素 フロント:500万画素 | フロント:192万画素 | リア:800万画素 フロント: 120万画素 |
インタ フェース | Thunderbolt3/ USB3.1Type-C USB3.0Type-A HDMI | USB3.0 Mini DisplayPort | USB 2.0 microUSB microHDMI
| Lightning コネクタ |
メモリカード | マイクロSD | マイクロSD | マイクロSD | - |
その他 | Eye Care Harman Kardonスピーカー windows hello | Dolby ステレオスピーカー windows hello | - | Touch ID |
価格 | \167,184~ | \134,784~ | \46,224~ | \94,800~ |
値段が発表された結果、Transformer 3はSurface Pro 4の値段がほぼほぼ同じと言う事になりました。
ブランドを考えるならSurfaceに、ASUS製を買うならTransfomer 3の無印版の方が良いような気がします。
まとめ
日本での販売がいくらになるのか?にもよりますが、Surfaceよりも安くなることはほぼ間違いないかと思います。出来ればPro版で10万以下になってくれればうれしいんですけどね。
性能的には文句なしの製品となっているので、windowsタブレットが欲しいけど「Surfaceは高いしなぁ・・・」と思っている方はぜひこの機会に検討してみてはどうでしょうか?
結果的にSurface Pro 4より高くなってしまいました。
上記の参考価格はハードがそれぞれ異なるので、cpuやメモリを同等の性能で考えた場合、cpuがi5、メモリが8GB、OSがwindows proで約15万の以下の製品が一番良いと思います。
ただ、今秋に新CPUが発売される予定のため、それを使ったSurfaceを待つのもアリだと思います。新Surfaceを待ってから性能が良ければ新Surfaceを、性能がそこまで変わらなければSurface Pro 4を購入するのが良いと思います。
買い時は・・・新Surfaceが発売された直後か!?(その時にはさらに新しい噂がありそうだけど。。。)