こんにちは。とある(@toaru_10R)です。
毎年恒例となっているAppleの新製品発表会、WWDCが今年も開催されました。
今回のWWDCでは新製品の発表は皆無だったため、過去と比較するとすこしがっかり感が否めませんでした。
発表があったのは、各ハードのOS。すなわち「watch OS」「tv OS」「OS X」「iOS」の4つについてです。
なお、発表は上記の順にされましたが、需要が高そうな順にまとめています。
目次
iOSの変更点
発表されたのはiOS10。
iOSでは全部で10の発表がありました。
1つ目は操作性の話し。
ロック画面上でメッセージの確認などが出来るようになり、履歴の削除も3D Touchを使って一瞬で削除が可能になりました。
また、今まではロック画面でカメラを起動するにはアイコンをタップする必要がありましたが、iOS10からは右にスワイプすればカメラが起動するように。これで撮り逃しも少しは減りますかね?
また、カメラとは反対に左スワイプすればウィジェットにアクセス可能になりました。
2つ目はSiri。
Siriがようやくサードパーティ製の各アプリで使用可能になりました。
また、マップアプリと連動し、現在位置をタグ付けしてくれるようになります。これで迷子対策にも・・・?
3つ目はキーボード。
Siriの機能向上に伴い変換精度が向上します。
また、メッセージなどから日時をスケジュールに登録できるようになります。
4つ目はフォト。
撮った場所や誰とどんなシーンで撮ったのか?をより厳密にカテゴリ分けしてくれます。
また、スライドショーの作成も可能で、音楽によってスライドショーに採用される写真が変わります。
5つ目はマップ。
周辺のお店を検索する際に、特定のジャンル(DEMOでは海鮮のお店)のみをフィルタリングして表示可能に。
ナビもアップデートされます。ダイナミックビューが搭載されました。
リアルタイムの交通状況も表示されるようになり、この先どれくらい混んでいるか?がチェック可能になり、複数ルートの検索も可能になります。なお、地図のアップデートはCarPlayにも対応されます。
また、Mapsも開発者に公開されるようになります。
6つ目はミュージック。
デザインを一新しました。歌詞を表示できるようになったので、どこでも歌えるようになりますね!
7つ目はニュース。
こちらもデザインを一新。トレンドの項目などを追加しカテゴリ分けされています。
8つ目はホームキット。
コントロール可能な家電などを追加。ホームキットは今後「Home」アプリとしてリリース。
照明やセキュリティをiOS端末やApple watchから操作可能になり、Siriにも対応する。
どの操作もタップすれば良くUIはとてもよさそうな印象を受けました。
9つ目はフォン。
登録されていない電話番号から連絡が来たらスパムか判断してくれるようになります。
また、ロック画面の通知をカスタマイズできるVoIP APIを公開するそうです。
最後、10個目はメッセージ。
URLを転送するとリッチテキスト化してくれたり、動画をそのまま見れたりするようになるそうです。また、カメラアプリに切り替えなくてもそのまま写真を撮れるようにもなります。
あとは、絵文字やエフェクト機能など細々したものが追加されました。
メッセージアプリってあんまり使って無いんですけど、iOSで一番利用者が多いアプリだそうです。私はこのアップデートでLineと同じようになったなぁという印象です。
本リリースは今秋に予定されていて、iPhone5以上が対応しています。
OS X → mac OSの変更点
OS XはmacOSへ名称変更されました。
次の名前は『macOS Sierra』だそうです。
今は少し席を外しただけでも毎回パスワードを打ち込んでいましたが、Apple watch利用者はその手間が省かれ、自動認識されるようになるそうです。
mac OSとiOS間でコピー内容を共有可能になりました。
iCloudでは、いままでiCloud内のデータだけが共有可能でしたが、これからはデスクトップも共有可能になります。
また、古いデータをiCloudに移すことで容量問題も解決できるようになりました。
その他にも、日本は非対応ですがApple Payはsafariからweb決済ができるようになったり、pictuer&picture機能で動画を小窓表示出来たり、Siriがmacでも利用可能になったりしています。
本リリースは今秋に予定されています。
watch OSの変更点
watch OS 3がリリースされます。
watch OS 3はwatch OS 2比較して約7倍レスポンスを向上しているそうです。
また、iOS同様、コントロールセンターも追加されています。
上記のサイドボタンを押すことにより、Dock画面が表示され、アプリへのアクセスが向上されています。
スクリーンに文字が書けるタッチキーボード、Scribbleが追加されています。(キャプチャ一番上の項目)
また、ここ数年Appleは健康方面にも力を入れているため、緊急連絡が1ボタンで出来るようになったり、医療情報を表示してくれるようになったりしています。
ワークアウトでは情報をシェアしている家族や友人とデータを連動出来たり、メッセージを送りあうことも可能です。新アプリのBreatheでは呼吸法もサポートしてくれ、心拍数なども取得可能になっています。
更に車いす用のモードも搭載されます。
本リリースは今秋に予定されています。
tvOSの変更点
新アプリを追加。
iPhoneのような操作性にしてほしいという要望から、リモコンを一新しています。
Siriに対応したので、Siriに話しかけるだけですべてやってくれるようになりました。
こちらも本リリースは今秋に予定されています。
まとめ
正直、想像以上に微妙な結果でした。
Apple watchとApple TVは利用していないので、iOSとmacOSのみの評価になってしまいますが、iOSではSiriのアプリ開放とHOMEアプリが便利になりそうだなぁというのと、macOSはPicture&PictureとSiri位かなぁという感じです。
人によって評価が変わると思うので、発表会を見てみても良いかもしれません。
LINKWWDC2016